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Russell Hobbs (ラッセルホブス) のカフェケトルってどうよ?

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毎日使うキッチンアイテム

我が家のやかん、湯沸かし器を紹介します。
英国Russell Hobbs (ラッセルホブス) 社の電気カフェケトル、「Classic Cafe Kettle」です。

・中国製
・重量:720g
・容量:1リットル
・電源/消費電力:100V/1250W
・本体:ステンレス+樹脂製

品番7100JPというモデルになります。電気で熱するタイプのもので、カップ1杯を1分程で沸騰させることができます。2006年に購入しました。現在のところ壊れる素振りもなく、現役で日々忙しく活躍しています。当時はこの製品の販売開始(2005年)からさほど経っておらず、商品が徐々に知れ渡り始めたころだったと記憶しています。定価は10,000円税別。購入価格が商品9,340円+送料550円でしたから、ほとんど値引きはありませんでした。プラスチック樹脂製のティファールの製品の4倍は優にするプライスということもあり、購入を躊躇する人も多かったと思います。

以前はステンレスの笛吹きタイプの薬缶を使っていました。冬場はどうしても出しっぱなしとなるためコンロ上を占有してジャマ。湯が沸くのも遅しい、見た目も安っぽくていまひとつ冴えない (事実安かったw)。何より使いにくい。マイナスポイントばかりで正直イヤイヤ使っていました。そんな最中、実家で親が薬缶を捨ててティファール電気ケトルを買ったのです。あっというまにお湯が沸く。場所も取らない。しかも安い。目からウロコです。

「そりゃそうだ。21世紀にもなって火でお湯を沸かしてる場合じゃないだろう」

早速ネットで色々と調べました。その中で一番デザインが良かったのがこのラッセルホブス。お値段は高いけど、まぁいいか。見た目で選ぶという愚かさ全開っぷりでしたが、とにかくこの7100JPという電気ケトルが我が家にやってきました。

f:id:mini-mill:20170308230028j:plain2006年製。いわくつきの初代モデル7100JP。これが後に、いろいろと…。

 

見た目で選んだけど失敗しなかった珍しい例

デザイン重視の家電は、やれ美しさだ、やれ先進フォルムだと謳い、大切な機能や使い勝手は二の次で直ぐに壊れる、というのが世の相場。しかし人は、そういう物に限ってついつい手が出てしまうものです。このクラシック・カフェ・ケトルの場合も例外ではありません。私も既出のとおり外観のデザイン重視だけで選んでしまいました。「ピカピカしていてティファールと違って高級感がある。注ぎ口とか古い喫茶店に置いてある昔ながらのポットみたいなフォルムでお洒落。これならテーブル上に放置プレイしてもOKじゃん」と。

道具を機能でなくデザインで選ぶと通常は失敗を招くものですが、幸いなことにこのケトルに関してはそうはなりませんでした。注ぎ口が古臭いポット風。実はそこに失敗を回避する要因が隠されていました。古いモノというのは、得てして先人たちの知恵というエッセンスが集約されているものです。このカフェケトルの注ぎ口も例外ではありませんでした。
まず気に入ったのは、そのお湯の注ぎ易さ。
太くもなく細くもなく、とにかくターゲットに注ぎやすい。湯量が調節しやすい。傾ける角度と出るお湯の量と放物線が心地よくマッチします。ティーカップ、マグ、鍋釜、インスタントカップ麺まで、あらゆるものに対して適量を、あたりさわりなく注いでくれる。私はコーヒーをさほど飲まないのでハンドドリップは滅多にしないのですが、これならそこそこ細くすることも可能です。お湯をドリップポットに移さなくても簡易的なハンドドリップはできます。購入して初の第一投目から「オーッ、これはいいわぁ」と声が漏れました。懐古趣味のアールヌーボーな鶴首の勝利というわけです。

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注ぎ口は楕円の形が控え目な長さ。水切れが素晴らしい。

f:id:mini-mill:20170308233905j:plainドリップポットほど首は細くないがドリップポットのように湯を細く出せる。

点滴のように本格的にドリップする人はもっと細首の製品を購入するでしょう。しかしそれは特殊な専用器であってケトル/やかんではありません。人は普段、熱湯をクノールカップスープに注いだり、ぺヤングソースやきそばや、どん兵衛にも注ぐのです。またある時は餃子を焼くときに、鍋料理の差し湯にと注ぐのです。このケトルはそのすべてをそつなくこなしてくれます。

数奇の運命をたどる人気ケトル。一転、廃番へ。

ボタンひとつでお湯が沸き、沸いたら勝手にスイッチOFF。蓋の口が大きく洗浄の際も楽。18-8ステンレス製ボディは錆びることも変色することもありません。熱伝導の悪いステンレスは保温性に優れ温度が下がりにくい。ハンドル部は指ストッパー部がせり出して握りやすい。コードレスで持ち運びも自由。本体の底は熱くならないのでナベ敷も不要。カルキ除去機能搭載、空焚き防止機能も付いています。これで後は故障が起きず耐久性に問題がなければ100点満点です。

しかしそうは問屋が卸しませんでした。


販売が増えると同時にこの製品の不具合・トラブル報告がレビューに上がるようになりました。工業製品ですから不良品・イレギュラーの類はあるでしょう。そのため1年保証だって付いているわけです。ウチに来た個体だって元気に活躍してましたから、まあ問題はないだろうと高を括っていました。しかし数多くのユーザーからの報告の結果、2005年~2007年に製造された商品のうち欠陥がある個体の存在が判明しました。販売会社は保証期間延長と無償修理対応の案内を発表することになりました。以下は公式サイトに発表された文章。

カフェケトル7100JPの保証期間延長による無償修理対応のご案内

<2005年~2007年生産対象品>
平素はラッセルホブス製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。さて、ラッセルホブス・カフェケトル7100JPに於きまして、内部配線が過熱し本体底面の樹脂が破損する不具合が、一部の製品で発生いたしました。このような症状が起きた場合、該当箇所の保証期間を延長して無償で修理・交換させていただきます。

不具合の現象
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本体の内部配線が過熱することにより、本体底面の樹脂パーツの一部が破損する不具合です。なお、本体内部には過温度上昇防止機能が組み込まれており、本体底面の樹脂パーツは難燃性の素材を使用しておりますので、延焼する心配はございません。 

不具合の原因

原因は製造工程上の理由で端子の接続不良が紛れており、電気的な接続不良となることによるものです。その場合、上記の症状が発生する可能性があります。

対応

下記の対象製品に於いて、上記の不具合の現象が発生した場合、弊社保証規定の保証期間に関わらず無償にて修理または交換いたします。万が一、不具合が発生した場合は直ちに使用を中止して、大変お手数ではございますが、下記までご連絡をお願いいたします

・品名:ラッセルホブス・カフェケトル
・品番:7100JP
・対象製品の販売時期:2005年2月から2007年12月まで
・確認方法:本体底面および電源台底面に貼付されているラベルをご確認ください。


私の持っているものは2006年製ですから、どんぴしゃりで対象製品でした。2017年現在、今のところ不具合は起きてませんが果たしてこの先どうなることやら…。それでも不具合が出たらNEWモデルに交換してくれる無期限補償を手に入れたことにはなりますので考えようによっては得することになるかもしれません。

復刻版の7110JPを再販、そして後継の品番7410JPへ

メーカーでは2008年製から内部構造を変更し、商品はそのまま販売が継続されました。しかし2010年5月には遂に廃番となります。不具合が起きた際の対応については2016年2月以降は後継モデル7410JPとの交換となることがアナウンスされました。以下公式サイトより。

平素より、弊社カフェケトル「7100JP」をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。この度、カフェケトル「7100JP」は製造上の都合により、今後の継続供給が困難な状況となった為、誠に勝手ながら廃番とさせていただくこととなりました。これまで多くのご用命をいただき誠にありがとうございました。今後とも弊社製品に一層のお引き立てを賜りますようお願い申しあげます。

カフェケトル7100JPの修理対応について
これまで、7100JPの不具合状態によっては交換対応をしてまいりましたが、廃番終了となったため、今後の交換対応品は7410JPとさせていただくこととなりました。誠に勝手ながら何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。


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本体に熱つを伝える台座部分。ポットの裏面が不具合を起こすらしい。

好調に販売台数を伸ばしていたが初期モデルの所為で思わぬところでケチがついたカフェケトル。英国製の緩い設計の所為なのか、それとも中国製パーツの問題だったのか。いずれにせよ2010年に一旦生産が終了となりました。それでも人気商品というのは引く手数多なのでそう簡単に無くなりません。すぐさま改良版がリリースされました。メーカーは復刻版と銘打って2011年から「7110JP」という品番モデルを販売開始しました。更に2015年には改良を施した「7410JP」という最新品番の後継モデルにバトンタッチされ現在に至ります。販売から10年以上、まだまだこの商品物語は続きそうです。

item.rakuten.co.jp

 

どこが違うのか?新旧3世代のモデル比較

現在のラッセルホブス電気カフェケトルは3代目ということになります。
せっかくですから10年以上販売が続く人気商品の新旧比較を少しやりたいと思います。
それではさっそく見てみましょう。まずは外観です。基本フォルムは初代からぶれることなく踏襲されています。私の持っている元祖というか初代7100JPの写真をご覧ください。後継モデルにおいて変更を受けることになった部分を3つほど赤い丸で囲んでみました。本体下部の黒い樹脂部分に少しふくらみがあります。これは初代モデルのみの特徴となります。次に台座。これも初代モデルのみの形状で裾広がりの具合が小さく全幅もわずかです細いです。注ぎ口は3代目と比較すると断面積が少し小さい。

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続いて下の写真が2代目となる復刻版7110JPです。本体下部の黒い樹脂のふくらみが無くなり、ストンと真下に落ちたようなパーツに変更されました。台座も形状が変更され裾がより広がっています。ただしそれ以外は初代とかわりません。

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最後に2015年にリリースされた3代目7410JP。
一目瞭然で違いが判る変更がありました。黒い樹脂の部分に突起が追加されています。これは両手持ちの際に補助の役目を果たすためのものだそうです。うーん、正直に言うと「こんなものいるか?」という感じで、美しフォルムが台無しです。

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 最新の7410JPでは内部も簡素化されてしまいました。7100JPはMAXと刻印された突起物(タブ)があり1リットル満量の水位が分かり易い。これが無くなってしまいました。デザインありきの商品が、そんなとこをケチってどうする的な感じもしますが、多分洗いやすさを考慮したのかもしれません。

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 ↑ こちらが旧タイプ7100JPの目盛。これで1リットルの限界値。やはりMAXの文字が刻印された古いタイプのほうがレトロ感があって良いです。このほかにも蓋の硬さが改善して開けやすくなっている、沸騰した時スイッチのカタッと上がる音が静かになったなど報告もあるようです。

以上、我が電気ケトルですが、ざっくりと紹介してみました。
それにしてもあと何年長持ちしてくれるのでしょうか?
とりあえず故障なく10年以上経ちました。中国製にしては素晴らしい耐久性を誇っています。まだまだ元気に活躍してくれそうな雰囲気です。

item.rakuten.co.jp