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AVIREX B-3 ムートンを自宅で洗濯! やる前に読めば安心?大失敗?手洗いに挑戦も自爆

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汚れたアヴィレックスのB-3、ムートンを自分で自宅で洗います

画像見て「うわっ!襟めっちゃきったない」と思った方、のっけから汚い写真を見せてゴメンナサイ。今回は自分でこのムートンAVIEREX B-3のフライトジャケットを自分で自宅で手洗い洗濯します。以前に格安価格で入手したものだから、もし失敗しても最悪の場合は捨てて構わないので、やってみます。

お品は大人気の定番フライトジャケット「AVIEREX製 TYPE B-3」。
一生モノですよ、のセールストークに乗っかって清水の舞台から飛び降りた人も多いと思います。最近の定価は20万円以上するようです。確かに長持ちはしますが手入れは大変だし使用頻度や経年劣化によって相応に傷みます。襟や袖のムートンは皮脂で汚れるし、防寒になるからと着用してバイクにでも乗ろうものなら排気ガスでまっ黒になります。表の革も意外にデリケートで、ちょっとしたことであっさりと破れます。

こちらのB3もご覧のとおり排気ガスで変色し、かなり汚い状態です。このままでは不衛生。中だって放置し続ければノミやダニの温床になります。ということで普通ならクリーニングに出して綺麗にするわけですが、ムートンは扱いが難しく手慣れた専門業者に出すことになります。クリーニング代はやたらと高く1万円前後掛かります。軽く躊躇する金額です。で汚れたまま放置する方も多いようです。さらにこの手のモノは、いつしか着る側の方の体系が変わったり、趣味嗜好が変わったりして、だんだん着なくなりますw。こうして一生モノのはずが、せいぜい10年でタンスの肥やしになっていくのです。

革製品は着ていると身体からの脂や汗が天然の保湿材となります。最も効果的なメンテナンスはマメに着用する事ですが、いったん着なくなり長期放置プレーにするとどんどん痛んでいきます。もっと手軽に洗えたらタンスの肥やしにせず気軽に着続けられるのに…。

そんなこんなで実際に自分で洗えないものだろうかと思案することになるわけですが、ネットで確認するとムートンを自分で洗濯をしている方も結構いるようです。ならば私もと一念発起してやってみることにしました。

洗剤は家にあるもの、洗う場所は風呂場

余計なお金はできる限りかけたくありませんよね。ということで家にある洗たく用の洗剤でチャッチャッとやっていきます。
我が家にあるのはコチラ。

アタックNEO抗菌EXとワイドハイターです。

洗濯後に保湿メンテとしてオイルが必要となりますが、ネット上で評判の良い天然自然界の油「ソンバーユ」を使うことにします。材質は成分無調整の馬の油100%。女性の方でも知っている人は多くないようですが、本来はお肌のスキンケアで使う美容品です。またヘアケア・スカルプケアにも使うようです。こちらは流石に持っていないので1個1500円也を近所のドラッグストアにて購入してきました。したがって今回のクリーニング費用は1,500円のみということになります。

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我が家はドラム式洗濯機なのですが、そちらは利用せず手洗いでいきます。B-3が入る大きめの洗濯ネットがなかったということもありますが、ネットに入れてゴロゴロ回しただけで落ちるような汚れではなかったので、お風呂場の浴槽を使うことにしました。ここなら任意の温度に設定したぬるま湯もドバドバ出るし、大きなB-3もらくらく入るスペースが確保されています。

とりあえず手順としては、

1) 洗たく液の準備:
・ぬるま湯を浴槽に張る
・温度が高いと革の塗装が溶け出すらしいので35度ぐらいまで
・洗剤を入れて泡立てたら、ジャケットを裏返し、ムートンの毛を表にしてを投入
2) 手洗い工程:
・まずはゆっくり吸水させる
・手洗い開始 ※浴槽の水を入れ替えて2回
・手洗いが終わったら、すすぎ2回
・すすぎが終わったら再び綺麗なぬるま湯を張って漂白 30分×2回
・終わったらすすぎ1回
3) 脱水と乾燥
・浴槽のお湯を抜く
・お湯が抜けたらムートンを軽く底に押し付け、水分を出す
・乾燥したタオルケットやバスタオルの上にムートンを乗せて、吸水させて水抜き
・複数のタオルで上記を数回繰り返し
・ムートン側がある程度乾いてきたら軽く手櫛で適度に起毛しておく
・表裏を返してジャケット表側をふたたびタオル等のうえに乗せて吸水乾燥させる
4) 保湿クリームで養分補給
・まだ多少湿りが残っている間にソンバーユを手で塗っていく
・塗り終わったら物干しパイプにつるして、本格的に乾燥するまで待つ
・完全に乾燥したら、ムートンを起毛して完成

 

失敗は成功の元!コレを読んで最も重要なポイントを把握しましょう

まずはみなさまにとってこの記事が転ばぬ先の杖になるよう、大失敗したことを先に報告いたしましょう。

こちらをご覧ください!
はい、破れて穴をあけてしまいましたwf:id:mini-mill:20171128141520j:plain
続いて、別の箇所もドンッ!

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肩と背中で合計2か所、穴を作ってしまいました。
1つ目の肩口は気が付いたらポッカリと開いていました。
もう1つは指がスボッとめり込んで突き抜けました。

ここでムートンの手洗い洗濯時の最大の注意事項・要点をお伝えします!

劣化して乾燥したムートンを吸水させると、和紙やティッシュペーパーのごとく柔らかくなるということです。

指のわずかな力でも革を突き破ります。ほんの少し集中して指の圧がかかっただけで、その部分がスボッと突き抜けました。肩口の方も押し洗いしている間にいつのまにか破れていました。浴槽内でムートンを動かすだけでも、かなり神経質に扱わないといけません。とにかく大切なのは習字で使う半紙のように、金魚すくいの紙のように、そーっと扱う必要があるということです。大量に水を含んだ新聞紙が3-4枚重なっているだけのようなイメージで、いつ破けてもおかしくない状態になっている感覚でいないといけません。

ムートンの毛や表皮が水をかなり貯め込むため自重が相当重くなりストレスがかなり掛かるということは事前に承知していたので、丁寧に扱ったつもりですが、やはりその具合が最初は感覚としてわからず、このような結果となりました。起きてしまったことは悔やんでも仕方ありませんw。破れたところは当て皮するか裏当て接着後に上からワッペンでも貼るかして対処したいと思います。どうにかなるでしょ!

やってはいけないこと、注意事項など

さて最も重要なことを最初にお伝えしました。そのことを念頭に置けば、あとは注意事項として細部確認してもらえれば大きな失敗は犯さないで済むと思います。それでは重要ポイントを箇条書きにしておきます。

  1. 洗たく時期は、湿度が高くない、気温も暑くも寒くもない春秋がよい
  2. 乾燥には1週間程度かかる
  3. 水量はひたひたより多めに。水中で動かせるようにして負荷低減を図る
  4. 表裏を逆さにしてムートンを表面にして洗濯する
  5. チャックを上まで絞め、洗濯中の変形が最小限にして表皮への負荷を防ぐ
  6. 指を強く立てたり当てたりしない / 革が弱くなっていると簡単に指が刺さります
  7. 指の腹や手のひらで洗剤を泡立てて洗う
  8. 一か所ひょいっと摘まんで持ち上げたりしないこと(破れる)
  9. ぬるま湯は35度ぐらいまでにする
  10. 湿り気があるうちにクリームを塗る
  11. タオル等を敷き平置きで自然乾燥させていく
  12. 湿気が抜けずに自重が重い状態のままハンガーに吊るしたりしない
  13. ある程度乾いてきたら物干しパイプにつるして風通しのよい場所で乾燥させる
  14. 直射日光を当てたりしないこと

こんな感じでまとめてみました。
手洗い工程では、腕の部分を動かしたり、全体を返したりするので、3番目の水量は意外と大切なポイントです。水を吸ったムートンはものすご重くなっています。負荷がかかると切れたり穴が開いたりしますので、多めの水の中で扱いましょう。5番目のチャックを閉じた状態で洗うことで形を把握しながら負荷軽減に努めます。

 

それでは写真で手順・工程を確認していきましょう!

f:id:mini-mill:20171128034653j:plain袖のムートンを見て頂くと変色して汚さMAXなのがわかります
この水の量は良くありませんので手本にしてはダメ
もう10cmぐらい深くなるようにぬるま湯を浴槽にためましょう。洗剤はいつもの使用量を考慮して適当に投下。多少大目にして泡立ちしやすいように。

f:id:mini-mill:20171128034652j:plain浸水させたら手洗い開始。ペットを洗うような要領ですが、タッチはゆっくり&ソフトにします。革はめっちゃ破れやすくなっていますので注意してください。大概の場合、汚いところは襟と袖とジッパー周囲と一番下の裾の回り。表に見えているところが特別汚いので、ゆっくりやさしく時間かけて泡を利用しながら洗っていきましょう。軽めで叩き洗いや押し洗いもやりましょう。

f:id:mini-mill:20171128034650j:plain水はすぐに真っ黒になります。これは1回目を終えて2回目の手洗いの時の写真。最初は本当に真っ黒になりますのでびっくりしないように。汚い色が染みないようにある程度洗ったら湯を抜いて、再び湯を張って2回目に移行しましょう。最低でも2回は手洗いしましょう。表の革面は洗濯水や泡が自然に回るのであえて洗いません。

f:id:mini-mill:20171128034651j:plain洗い2回、すすぎも2回ぐらいやれば、ぬるま湯もこのような状態になります。あとはワイドハイターを適量(ジョボジョボジョボを2回w、直接かからないように注意して)入れてよくかき混ぜて1時間漂白を行います。今回は汚れがひどかったから再び水を抜いて軽くすすぎ、もう一度さらに漂白を1時間。この漂白剤は酸素系なのでキツくないから2時間ぐらいOKです。

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浴槽内の水を抜き、「極めて」ソフトに手押しするなどして、革に染み込んでいる水をゆーっくりと抜きます。で、浴槽内でそのまま自然に水を落とすため15分ぐらい放置します。表の革は最高に危険な状態です。最大限の注意を払って取り扱いましょう。フニャフニャがMAX状態になっていて破れやすくなっているので、移動させるときは一か所をホイッと手で持ち上げたりせず、全体をソフトに抱き抱えて持ち上げてください。とにかく最大の注意が必要です。濡れた半紙を扱うような意識で浴槽から取り出しましょう。左肩に大きな穴が開いてしまいムートンの毛が覗いていますw。このようなことにならないよう、各工程で丁寧に作業しましょう。
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浴槽から取り出したら
タオル等の上に乗せて水分を吸わせて自然脱水させていきます。
上の写真はタオルケットの上に乗せた状態です。タオル地に水を吸わせるようにして自然脱水・乾燥させます。この時点で結構襟元がきれいになっていることが分かりますよね。 
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このように大きなタオルで包んだり、中もタオルを挟んだりして構いません。素早くどんどんタオルに水分を吸い込ませましょう。15分~30分程度でタオルはグッショりしてきます。新しいタオルに交換して、繰り返し自然脱水・乾燥させていきます。袖も随分綺麗になっていることがわかります。
タオルを沢山使って2~3時間ぐらいタオル吸水式の脱水を行ったあとは、手でムートンの毛を軽くなでながら毛先に残っている水気を飛ばし、平置き乾燥に移ります。

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平置き乾燥は平らな所にムートンを置いて片面ずつ乾燥させていくだけです。
まずはムートンの毛がある側を乾燥させます。6時間ぐらい毎にフロント面と背中面を裏返して、各面12時間ずつ、合計24時間乾燥させます。つづいてジャケット自体の表裏を返して表面の茶色い革が表になるようにします。こちらも平置きで同様に乾燥させます。24時間ぐらいかけて平置きで乾燥させます。

平置き乾燥2日間を終えると湿り気が残る程度になり、徐々に乾燥してきます。特にムートンの毛の方は乾燥が早いです。指を櫛のようにして軽く鋤き、ふわふわに起毛して毛が固まらないようにしてあげましょう。表の革はまだ軽く湿っていますので、この時点で「ソンバーユ」を塗っていきます。瓶から指で適量を取って少しずつ塗っていきます。強く塗り込む必要は有りません。ムラがないように軽く綺麗に塗っていきます。

毛以外の部分にソンバーユを塗り終わったら、両袖から物干し用などのポールを通して、写真のようにして乾燥させます。決してハンガーに吊るさないようにしましょう。肩がボコッとなったり負荷がかかって破れたりする原因になります。
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このように案山子のようにして干しましょう。
あとは、ただひたすら自然乾燥です。日光に当てたりしないようにしましょう。風通しのよい場所か常時換気が行われている場所でじっくりと乾燥させてください。丸4日ぐらいかかると思いますが気長に待ちましょう。

f:id:mini-mill:20171128221030j:plain袖口の色も襟元も完全に復活しています。指で軽く起毛しただけですがかなりフワフワ感が戻っています。ソンバーユも程よくシミ込んでいます。保湿クリームとして塗っていますので乾いても最初のうちは少しダークブラウンな感じです。それも日常使用が続くなかで徐々にオイルも抜けて、元のヤレ感のある程よいブラウンに戻っていくでしょう。

こんな感じで、フライトジャケットのAVIREX B-3を、自宅で、自分で、簡易的に手洗いしてみました。お付き合いいただきありがとうございました。経験の無さから穴を開けてしまう失態もありましたが、目的である汚れた部分を綺麗にすることはできました。あとはワッペンでも買ってきてリフォーム店でガシガシと縫い付けてもらい、オリジナル感満載のムートンジャケットに作り上げたいと思います。

さて、どんなワッペンを付けるか悩みます。
モータースポーツ系?
セオリーの米空軍系?
それとも音楽系?
あるいはアニメキャラで痛ジャケ痛ムートン系?
自衛隊または大日本帝国軍系?
出来上がったら、このページに写真乗せますのでお楽しみに~